C++ライブラリクイックリファレンス, オライリー

八重洲ブックセンターで見かけた本。2004年7月発売となっているので出たばかりですねぇ。

C++ライブラリクイックリファレンス

本書は、C++のすべてのランタイムライブラリを詳しく解説する。ライブラリのヘッダごとに、関数、マクロ、クラスなど、宣言ならびに定義されたエンティティを詳述している。ヘッダとエンティティはアルファベット順に解説しているので、必要な情報をすぐに見つけることができる。毎日のプログラム作業に活用するのに最適な一冊。ISO/IECの標準規格に対応。

私は常々、C++を勉強するなら規格書そのもの、"JIS X 3014:2003 プログラム言語C++" を読むのがてっとり早いと考えているんですが、こういうリファレンスなら手元に一冊置いといても良いかなと思います。


ぱらぱら眺めた感じでは良さそうな本でした。規格書からC++言語そのものの解説を省き、かわりに標準ライブラリの解説を充実させた感じでしょうか。昔、国際規格(ISO)C++ライブラリハンドブック という似たような本がありましたが、残念ながらもう絶版ということで、類似のこういう本を待っていた人もいるんじゃないでしょうか。


とりあえず、プログラミング言語C++ (アスキーアジソンウェスレイシリーズ―Ascii Addison Wesley programming series) を買うくらいなら、規格書+コレかなと個人的には思います。